ロンドンに行っていました
2015.12.10
11月の終わりの方、1週間ほど英国はイングランドの首都Londonに行っておりました。
前の記事に書いてあるハイパージャパン2015に参加するためです。
ジャパンには12月に入ってすぐ帰ってきてたのですが、重力場が発生して時空が歪んででもいたのか「 あ 」と言う間に3,4日過ぎて、あれあれ時間が進むのが早いねどうも。
これはまずいと思ったので3Gくらいになった布団を跳ね飛ばしてなんとか出張報告を書かねばと思うも「そんなに大したもんでもないしなー」と思って、またしても布団に引き戻されつつ、重力の均衡点KOTATSUにて身の安定を図っている次第です。
というか現地にいる時、ロンドンの方が寒いと思っていましたが、帰ってみると上野がまた完全に冬に入っておりまして、加えて庚申窯がバリバリの日本家屋、つまり夏は涼しいけど冬は下手したら外よりも寒いよね、ってな作りなので僕は布団から出られなくなってしまったのですね。
人間も冬眠したら寿命がぐんと伸びるなんて言いますし、そのうち冬は冷凍カプセルで美肌! みたいな流行も訪れるでしょうから僕のこの志向は進化の筋にあっているんじゃないかしらん。エコロジーに優しい男コウヅルユウタです。
ではハイパージャパンについて
会場のTOBACCO DOCK
タバコドック。タバコの貿易に使われていたっぽいテムズ川に近い倉庫を改装した施設で格好良い建物です。
内装はこういった感じ。天井も仕切りも鉄骨にガラスでいかしてました。しかしロンドンの曇天、日暮れも早いので夕方以降は冷え冷え。でも会場は始終賑わってました。
Traditional Space Miyabi にて
庚申窯のブースの前でパチリ。私のポーズに意味はございません。
現地には青のうつわ展と同じく、STUDIO POTEMKINあべきょうへいと、Tahitoのオダユウタくんとの3人で行っていました。写真はほとんどオダくんの提供です。ありがたや。
ハイパージャパンの営業時間は金曜日が昼12時から夜9時まで、土曜日が朝9時から間45分の休憩(会場全体が)を挟んで夜9時まで、日曜日が朝9時から夕方6時まで、その後片付けー てシフト制にせんとあかんよそんなの、庚申窯での過度にフレキシブルな業務状態に適応してしまった私はもう3時くらいから眠くてしょうがない。
それじゃあしょうがないよね、ということでアルコホールの力を借りて午後からはふわふわとした時間を過ごしていました。
その結果こんな感じ。
一方で普段工房まで8秒くらいで着くので朝ロンドンの地下鉄で通勤というのはなかなか新鮮でした。丸くてちっちゃい電車。福岡の七隈線といい勝負ですな。
好評だったのでいろいろな人にかぶってもらった舞踏会の仮面。その中から厳選スナップ。絵になりますなー。
ちなみに私もコスプレしておりました。作務衣。普段は決まりすぎちゃうのであんまり着用しません。表情があれなのは眠たいわけでも疲れているわけでもなくて、酔っ払っているのか、いやそういうわけでもなくて、私はカメラを向けられるとついとぼけた表情や、顔面の筋肉を緩めて脱力感を演出してしまいますのはシャイだからなんですけど、自分の普段の無表情 マイナス 得意分野の弛緩イコールとっても生気のないものになってしまってそれがこういった写真なのです。
とまあ大体こういった具合でした。たのしかったです。
色がきれいとたくさんの人に言っていただいてとても嬉しかったですねー。
母作のカエルの線香立てがやたら人気でした。
ハイパージャパン以外で
ロンドンは「食事があんまり」と培ってきた常識や通人たちの助言もあって、まあそうなんでしょうなーなどとぼんやり思っていましたがマーケットでの食事は雰囲気もよくて良さげでした。
というか結構いろいろおいしかったですよ! カルボナーラとかケバブとかハンバーガーとか。 ありゃりゃ他国籍料理。
日が暮れてビッグベンの近くのロンドンアイに。
いやーイギリスにきたって感じがしますねー! もう異国情緒たっぷりで感動していました。
「すげえ! みなとみらいみたいだ!」
でもロンドンアイの足元、出店の感じや音楽などフェスっぽくて楽しげでした。
他日、大英博物館へ
博物館好きです。というか館ものは大体好きです。好きが高じて集中するあまり脳の方、大変に疲れるので館内にふかふかしたソファを設置していただきたいと思っていたのですが、小学生の団体がいくつも来てて課題のデッサンやら研究文で床に寝そべったりしてて自由。そうか床に寝てもいいんだ、と目から鱗が落ち、頓悟した2015年冬でした。
陶器、うつわものの展示も多くてパクり甲斐が インスピレーション湧きまくりなので今後の作陶に活かしたいと思っている次第です。
いやーまた海外に陶器持っていきたいですねー。
しかししばらくはマストな予定がないので制作を楽しみたいと思っております。
高鶴裕太