受賞しました
2014.09.16
先日アクロス福岡にて開催された福岡県伝統的工芸品展に出品した 庚申窯2代目 高鶴享一の作品が入賞しました。
その作品がこちら。
この壺は上野焼の代表色 “緑青流し” の釉薬で 普通に焼き上げると緑色になるのですが 薪窯で焼き上げた際、窯の内部の空気の対流の関係で酸素の供給されにくい場所に置かれていたのか緑ではなく赤〜ピンク〜水色という風に釉薬が変化してしまったもので、予期していなかった色が出ることを「窯変」といってこの作品がまさにそうです。
もし「同じ色で作って」といわれてももうこんな色は出せないんだそうな。
受賞おめでとうございます。
持ってみると予想以上に軽くて驚きました。壺の薄作りは陶芸家の力量の目安にもなります。