あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

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春きました

2015.04.03

上野焼のふるさと福智町は今、”春”絶賛到来中でございます。

春! よいですねー あったかいだけで幸せです。制作意欲も溢れてこぼしまくっている庚申窯3代目(仮)コウヅルユウタです。

 

ナチュラルとかいう外来語では収まりきらないくらい自然力の強い庚申窯の冬は基本色 グレー みたいな感じでもう全然話にならんぜよって状態でしたが暖かくなってきてからはとてもカラフルに色づいております!

そんな庚申窯の春の様子を写真に収めてみました。虫も少ない良い季節なので陶芸体験なんかも来るなら今です。今でしょ。

 

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まずギャラリー前の花壇。色とりどりの花がたくさん咲いております。プロデュースバイじいちゃん。頼めば苗がもらえることもあります。

 

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工房の所にあるメダカの鉢は前のが売れたので2代目のもの。高鶴享一の大物作品ですが傷だったりで出展できなかったものがこちらに回ってきます。宇宙っぽい感じ。

 

 

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植物の育ちにくい原土の山にもだんだんと花や緑が増えてきました。まあ増えるほど粘土に精製するとき手間が増えることになるんですけど見た目がいいのでOKです。

 

 

 

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こちらは普段人の入らない中庭側。まあ正直荒れてますがそれが自然ということでいいんじゃないでしょうか。おおまかに木とかは切ってますし。壺は焼いてる時に倒れたのか3つくっついていて売り物にできなかったもの。いつからあるのか知りませんが上野焼の緑青流しが変化してなんだか渋い色合いになっています。このまま風雨にあたって洗練されたオブジェになって欲しいですね。

 

 

 

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こちらは表の庭にあるしだれ桜のクローズアップ。通常の桜に比べてピンクが強いので女子力高めです。桜の花言葉は「優れた美人」らしいです。たった2言の形容詞なのにもう完全無欠な感じがしますよね。しだれ桜では「ごまかし」って言葉もあるみたいでさらに大人の女性感でてます。

 

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冬を生き延びたハーブたちもすくすくと育ってきています。今あるのは10種類くらいで、てきとうにちぎってお茶にして飲んでます。

 

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今年もやってきたツバメ達。巣は3つあって糞害もなかなかで扇風機はほとんど凶器と化します。

 

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こちらは工房の中からの桜。粘土を作るところや窯は半分外なので風景と気温は重要です。粘土の中にかなり桜の花びら舞い込んでます。

 

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隣の敷地にある水溜めに亀の親子が甲羅干ししているところです。近付くとすぐに水中にエスケープしちゃうのでなかなかレアです。

 

 

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こちらは菜園スペースの一角。野鳥の声と水路の音がヒーリングCDみたいになってます。というかこっちが本物なんですけど。写真に見えてる鉢の15倍くらいの植木鉢がいたるところにあります。無事に木になった奴やクワとかグミとかさくらんぼとかレモンとかアケビとかポポーとかみかん5種類くらいとかカボスとかまあいろいろ実をなす奴もいるのでお好きな方はじいちゃんを捕まえて案内してもらうとよいと思います。帰る時にはなにかしら果物くれると思います。

 

 

最後に僕の作った上野焼のミニ鉢。よくうつわの高台を削ってる時にしくじって底に穴を開けてしまうことがあり、失敗したものに限って形がよかったりする(気がする)もので そんな時はもう植木鉢にしてしまおうということで出来上がるのが写真のものです。ちなみに元は小さな湯のみでした。

 

暖かくなって晴れた日はとてもゆったりした雰囲気の福智町です。庚申窯は到着するといきなりギャラリーがありますが奥に行けば庭もあるのでそちらでゆっくりしていかれてもいいんじゃないでしょうか。午後は僕がデッキチェアでシエスタしてますがまあ猫が寝てるくらいの風景で捉えておいてください。といって撫でつけたりはしないように。

 

コウヅルユウタ

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