史跡!城山横穴群シンポジウムのお知らせ
2014.12.04
2014年12月21日13:00から上野焼の町、福智町の地域交流センターにて
「史跡!城山横穴群 国指定記念シンポジウム」が開催されます。こちらがポスター。
城山横穴群(じょうやま よこあなぐん)とはなんなのかと申しますと
まず横穴墓という6世紀から7世紀ごろのお墓のスタイルがありまして、これが斜面や崖などに横穴を掘ってその中に遺体を埋葬するというものです。
この横穴墓が福智町内の丘陵からなんと222も見つかり しかもかなり保存状態が良いとのことで2014年10月に”埋蔵文化財”として国指定史跡となりました。田川市郡で初だそうです。
なぜこんな好状態のものがいきなり見つかったのかと申しますと(発見自体は5年以上前に発見されています)
近世から福智町の地域で大庄屋であった六角家(ろっかくけ)の敷地の一角にこの横穴群のある丘陵があったので今まで全くの手つかずで保存されていたのです。
この丘の山頂には12の墳丘があり、中世の城郭跡がみられることから 「城山横穴群」 と名前がつきました。
規模、密度もさることながら出土品もかなりの数発掘されておりまして鉄刀片やらイヤリング(耳環:ポスターの入場無料を囲っているやつ)などの副葬品や、祭祀用の大甕や はにわ片なども見つかっているらしくやきもの屋としても興味深いものがあります。今のうちに私もはにわをつくっておこうかしらん。
やきものの出土品もあってなのか今回のシンポジウムでのパネルディスカッションにおいて、上野焼協同組合 理事長である庚申窯2代目高鶴享一がパネリストとして参戦するようです。
時間割りはこんな感じで山本華世さんや筑豊のアイドルSmileのステージもあるみたいなので お時間が合えば行かれてみてはいかがでしょうか。
ちなみにシンポジウムの会場は城山横穴群の史跡とは別の場所なのでご注意を。
福智町地域交流センターの場所はこちらhttp://www.town.fukuchi.lg.jp/shisetsu/kouryu.html
追記: タイムスケジュールよく見ると高鶴享一の「鶴」の字が正式な字が使われています。珍しい。