あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

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上野焼展のお知らせ

2017.03.24

時間が経つのは早いもので2017年ももう4月を迎えようとしております。いやあ早い。おかしい。制作があまり進まない。すぐ半年くらいかかってしまうのに冬は長かった気がするけど昼は短かいしパリでは夜が長いと言うらしいがいつも眠いし窯を開けるまでの時間は毎回長く感じる一方レンタル映画はいつまでも未見のままで時間の流れはいやはやなんともえらいこっちゃ。庚申窯のコウヅルユウタです。

 

さてこの度 こちらは大きな単位で、数百年という時間の経過を感じられる上野焼のオールドスクールな焼き物が、福智町に新しくできた図書館 “ふくちのち” にて展示されます。その名も “上野焼展”

 

 

 

 

上野焼展ではあがの焼のルーツと言える 古い時代の焼き物が展示されております。あがの焼の古物は量が少ないため(また他の産地のものと見分けがつかない場合もあるそうで)貴重な現物です。写真では手前右の藁白に緑青の筆がけの茶碗が好きでしたが、実物を見ると左の百千鳥という茶碗も素敵でした。

“豊前小倉藩窯 上野焼展”  3月19日 日曜 から 4月2日 日曜まで。開館時間は 10:00 ~ 19:00 です。休館日は毎週火曜。

上野焼展の詳しい内容はちらしの裏を。

 

 

 

 

また上野焼陶芸会館では、現在の窯元それぞれの茶道具を集めた茶陶展も行われているそうです。

こちらは3月19日 日曜から26日 日曜まで、言い換えるなら明後日までですね。いやはや。

 

 

同じく福智町の図書館 “ふくちのち” の別の部屋では開館記念ということで、上野焼の出土品の展示もされております。誰か陶芸家を捕まえて解説してもらえるととても面白いと思います。破片のロマン。3月19日 日曜 から 5月7日 日曜まで。こちらは少し長めですね。

 

 

 

 

先ほどから名前の出ている新しい図書館 “ふくちのち” ですが、名前の由来は “知”と”地”が交わる場所という意味合いからだそうでして詳しいことはサイトからどうぞ。

http://fukuchinochi.com/

 

 

 

本を借りられるだけでなく、キッチンや音楽スタジオ、3Dプリンターやレーザー加工機になんとROKUROまであるそうで想像を形にできる設備が整っている能動的な図書館です。これは私も利用したい。

JALから依頼された限定品のタンブラーのロゴもこちらのレーザーで彫ったものです。高鶴享一 作。

 

 

上野焼は陶器としては割と硬いので彫りやすいんだとか。しかしこりゃ産業革命ですな。

 

 

 

そんな “ふくちのち” の今後のイベントはこちら。

 

 

気になるものもいくつかあります  〜図書館といえば落語でしょ〜 そうなの!?

かいけつゾロリはよく読んでましたねー。あのイノシシどもがいつもヘマしやがってゾロリ先生の足を引っ張りやがるのがいやはやなんとも。

新図書館ふくちのちをご贔屓に! いよっ!

 

高鶴裕太

 

 

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