あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

最新情報

陶芸体験のや周辺のニュースをお伝えします。

新年のごあいさつ?

2017.01.08

新年あけまして、ということで2017年。2017。まあ  なんか そんなに特別感はなさそう。  っていう雰囲気の数字ですよね。いやいやいや まあ 2017 にモチベーションを感じるとか、お子さんの生まれ年とか、2017は七色に見えるとか人それぞれあるんでしょうけど、  と逃げ道を探していたらだんだんバランスのいい数字なんじゃないかなー て思ってしまい、まあ数字はどれも洗練されたものだし2017年も良いことがありそうですよね。なんて。1991年生まれのコウヅルユウタです。1991はバランスのいい数字だと思っています。日本経済は崩れたようですが。

 

 

 

 

 

さて毎年正月は窯元から離れていたのですが 今年はずっと庚申窯におりまして、というのも お皿や湯呑みや粘土などを作っており、まだまだ作らねばならぬものも溜まっているので あんまり 正月じゃのお〜 とほのぼのせず(年中ほのぼのしてるのでここもバランス)、お餅も食べたような 食べてないような、お年玉もあげたような あげてないような そういった新年です。

 

 

もうなんども寒いのは苦手だダメだNOキャンセル不可と言ってきましたが、そんな願いが天に召し上げられたのか、福智町はちょいちょい天気の良い日がありなかなか快適。みかんも豊作でして、欲しい方には差し上げますのでお気軽にお尋ねください。

 

 

 

 

しかし天気が良くても結構寒い。気分は晴れやかですけど寒い。イッツコールド。できれば工房こもりきりスタイルで今年の冬もいきたかったのですが、ご注文を僕の方でも父の方でもいただいており、いくつか重なって粘土が足りなかったり色々作ったりで、粘土作りや釉薬がけなどは外の作業、やってやるぜよとモコモコに着込んで どっせい やっせい えんやこら。

 

 

このモコモコ着込むのが苦手というかいやでして、おされ〜な服でってんならいいんでしょうけれど、汚れるので結構どうでもいい服、もしかして服装でもテンションが上がらないのかもしれませんわ。もっとこう体と対象物との隔たりを感じないような服が良くて、コブラとかマーベルヒーローとかあんな感じのピチピチしてて、外気温遮断みたいなのがいいなーと。ただまあ あれでろくろを回したり縁側に佇んだりしてても似合わないだろう という気はしてるんです。でも宇宙ステーションで作務衣着てたら   あ、なんか逆に?いいんじゃない?みたいな? みたいな風に思えたりするんじゃなかろうかしら。

 

 

 

 

宇宙ステーションでピチピチスーツ着てたらいかにもだなーと思ってしまうんですけど、ろくろを回すのに作務衣もいかにもだなーとこちらでも思ってしまい、下だけ作務衣みたいな服装になりがちなんですけど、これもそのうち逆転して、ろくろを回すのに 逆に?作務衣を着ちゃうのっていいよね!?とか音位転換のようなことになったりしそうです。将来の作務衣デビューに期待。

 

 

上野焼の土はキメが細かいので、ただでさえ乾くのに時間がかかるというのに 冬の寒空の下 いつまでも液体で、さっさと身を固めやがれ、と自分にも突き刺さりそうな言葉を投げかけたりしてるのですが、粘土を自分で作るようになってから愛着が湧きます、粘土に。植物を育てる感覚に近いやもしれません。より形を作ることに意識を潜り込ませられたり、どの程度赤土を混ぜるとか砂を混ぜるとか、粘土を作る時点から焼き上がりのイメージが始まるので楽しゅうございます。粘土も研究して新しい色を期待。(あたらしい は あらたしい の音位転換だそうな)

 

 

 

 

自分のプロフィールを見てて、2013年作陶開始と書いててて もう4年だそうで、沿革に書くことは全然増えないわねと思いますが、急がず一つ一つ器を作っていければと思います。無理はいかんよ。いや これは決してオーダーをお待たせしてしまっている言い訳ではございませんよ! 早く作ります!

 

ご挨拶になったような なってないような こういった感じですが、できるだけ良いものを作っていきたいと思いますので、2017年もよろしくお願い致します。

 

 

髙鶴裕太

 

 

 

 

 

Pocket
LINEで送る