あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

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陶芸体験のや周辺のニュースをお伝えします。

4/23~29の日記

2020.05.01

庚申窯のコウヅルユウタです。

庚申窯のオンラインショップ「くろつる屋」で綴っているブログを

1週間分まとめております。

いやー先週も分量多いですね。

でももうこれまでですよ。

今週からは「今日はシシカバブを食べたよ☆」

くらいの分量になっていくと思いますが

今後もよろしくお願いします。

くろつる屋もよければ覗いてみてください。

 

 

〜〜〜〜〜

 

4月23日 くもりのち晴れ

本日のBGM The 13th Floor
 
今日は晴れているのにやたら寒くて
またしても私の代謝組織がストライキを始めて
体温を全然あげてくれないのかと思っていたら
今日はちゃんと寒い日だったみたいで安心しました。
 
さて先日電気窯で焼いたやつが
窯が冷えたので取り出し。
青っぽい色は大体電気で焼きます。
電気の方が鮮やかになるからですね。
 
 
もうちょっとびびらずに足元まで
かけたらよかったなあと思いましたが
まあ悪くはないって感じですね。
ちなみにこれは縦長な水差しで
持ちやすいようにぼこぼこしてます。
 
 
工房の戸を開けると、
外壁に貼っていたタイルが
一枚足元に落ちていていました。
 
 
陶器用のボンドで止めていたけど
貼ったのが確か5年前くらいだから
そのくらいで寿命がくるのかしら。
これからいっぱい剥がれたらどうしましょ。
いやんいやんとゴリラ踊りをして
気を落ち着かせましたが、
 
その前にこのタイルはなんなのかというと
釉薬のテストピースで、
こんな感じで工房の外壁に貼っています。
 
 
これは書かれている番号によってどの釉薬が
どの色になるかの一覧表として壁に貼ってあるものです。
 
私は焼き物の学校に行ってなくて、
何処かの窯元に弟子入り修行もしてないので
釉薬のことは全然理解していなくて、
陶芸家の人が会話の中で
なんとかリウムとか なんたら酸と言うてるのを
うむうむと訳知り顔で相槌を打ちつつ
心の中では「この人はさっきから何を言うてるんだろう」と
ほとんど内容を理解していないのですが、
私は全然話を聞いてないのに
さも聞いてるふうに装うのが得意なので、
釉薬のなんたら酸に理解を深めることなく
ここまできてしまったわけです。
 
なので私の釉薬知識は
とにかく混ぜて、
焼いてみて、
いい色だけ覚える、
と言う大変わかりやすい帰納法的な
手段による知識群で、
その結果がこれ↓になるわけなのです。
 
 
このタイルは5年前から増えてないのですが、
今では釉薬も化粧土も焼き方も増えたので
全ての組み合わせのパターンを作ると
たぶんこれの何倍にもなると思います。
 
いつの日かそのパターンを全部作って、
壁一面にタイルを貼ろうと思っていましたが
考えただけでもめちゃくちゃめんどくさいので
よほど何もやる事がなくなればやると思います。
今のところの優先順位で言えば
「昔クリアしたドラクエのレベル上げをする」
って言うのと同じくらいの位置にいますね。
パラパパッパッパッパー♪
 
 
 
 

4月24日 くもりのち晴れ

本日のBGM The Marias
 
 
 
粘土を掘りに庭の奥にある粘土山へ歩いていると、
わたを飛ばして丸坊主になってるたんぽぽがたくさん生えていて、
粘土山という大変栄養価の低い地に、
これだけたくさん根付いて花開き、
風に預けて種を残して生命万歳ヒデキ感激!
とたんぽぽの生命力に敬意を表しつつ、
ウサギの餌になるんでねってって
ぶちぶちとジェノサイドを敢行していると、
最近 新入り子猫との、夜な夜な繰り広げられる
レギュラー猫の座をかけた にゃんにゃんバトルロイヤルで
やや押され気味の現レギュラー茶虎が来て
スキンシップによる営業活動をかましてきました。
 
 
この猫は今いる猫の中では一番古い方で、
最初から人懐っこく愛嬌もあるのですが、
誰とでも仲良くなれるけど その代わり
深くは心を開かないという感じの猫でして、
こやつのスキンシップの取り方が
座っている私の足の上に乗るというものなのですが、
乗ってる間ずっと爪を立てて私の足を押し込んでくるので
いてえよこのやろう!あほかっ! と0.5秒ほどで引き剥がします。
でも調べたところ、どうもこれは一応愛情表現らしく
気持ちの分だけ押し付けてくるという事だそうで、
愛情の押し付けは このように人を傷つけることもあるのね(肉体的に)
と感慨を受けた午後の陽気でした。
 
 
ところ変わって庚申窯の前にある椿の木に何やら
見慣れない物体が。
 
 
なんじゃこの素敵に気持ち悪い物体は!
と胸をときめかせ、もしや何か虫の卵を
保護する動物性タンパク質の塊では!
そして切ったら中からわちゃわちゃと汁まみれの
幼虫たちが飛び出してくるのでは!!
とさらに胸をときめかせ観察してみると、
椿の枝とそのまま繋がっていて虫のいる気配もなく、
どうも植物が変質したもののようである。
 
 
触ってみるとぶにぶにと はんぺんみたいな不思議な感触。
はんぺんで一瞬Aブロック隊長を思い出しましたが、
もしやこれは私が今まで知らなかっただけで
椿の実は数年に一度、通常の種子生殖とは違った
特殊な形態での生殖法があって、
それは地上近くの枝にはんぺんみたいな実をつけて
甘い匂いを放ち、その匂いは雑食性動物の脳を刺激して
猪かなんかがそれを食べると胃のなかで
4~5時間ほどかけて実が溶け出し、
神経が麻痺する化学物質が放出されて、
体の自由が効かなくなった猪の体内から
新たに椿の芽が出てきて猪の体の栄養をもとに
遠く離れた地に自らの分身を作り出す
というやつなのではないか!!
そして中にはそれを食べてしまった人もいて、
苦しみの果てに力尽き、やがて木が生えて
椿の花を咲かせるけどそれはより一層
真っ赤で美しい花であった。。
こっっえーーーつばき!!!
 
と大変に胸をときめかせたのですが、
調べてみると椿もち病と言う病気とのことでした。
つまんね。

 

 

4月25日 快晴

本日のBGM Cannonball Adderley
 
2日前の寒さとは打って変わって
今日は暑いくらいの陽気で、
こんな温度差に対して
どうなってんだと憤りをぶつけそうな私ですが
暑いのは好きなので全然オッケー、
半袖半ズボンに麦わら帽子という
ギンヤンマを追いかけていきそうな風体で
今日も粘土を作っておりました。
毎日のことなので。
 
 
粘土作りに欠かせないのは
土はもちろんのこと水がとても大事でして、
土を水に溶かして粘土を作るので
大量に必要になります。
 
 
たまに陶芸産地の紹介文とかで
きれいな水が良い焼き物を〜
といった文言がありますが
私の実感としてはきれいも何も
土に混ぜて泥水になるので、
水質というよりは量の問題ではないのかしらん。
 
陶芸産地で水がきれいというのは、
大量の薪も必要なので山が近く
大量の水となると流れのある川になるので
山の川って大体きれいじゃんという
因果関係ではなく相関関係として
水がきれいなのではないでしょうか。
なんてわざわざ言いがかりして野暮だねどうも。
「野暮で結構!山崎屋の番頭は野暮でも務まるんです!」
などと一瞬思い出しつつ、水がきれいだとテンション上がるので
水がきれいだといい焼き物ができるというのは
強ち間違っていないかもしれませんね。
 
 
庚申窯の水は山から流れてくる水が
敷地の中を通っているのでそれを利用しています。
水路から粘土のタルまで水を運んでくれるのは
この水中ポンプ!
泥や草やちょっとした生き物が入らないように網がしてあります。
 
 
こいつを使って一旦乾燥させた粘土に
水を注入します。
乾いた大地に潤いを。。とか
水責めじゃー観念せい!とか
ひとりごちながら粘土の2~3倍くらいの水を注ぎます。
 
 
 
この粘土は鉄分の多い赤土で、
80目の網で濾過するのですが、
あまり水が少ないと網目を通り抜けないし、
水が多いと粘土の沈殿に時間がかかるので
水と粘土がちょうどいいバランスになるように調整が必要です。
 
粘土作りは土が跳ねて足元が汚れるので
最後に水で洗い流します。
 
 
こういうのができるから
粘土作りは暖かい時期の方が良いですね。
丸洗いできるように私は年中
素足にサンダルなのですが、
このサンダルも丸洗い対応のシャワーサンダルで
滑りにくく耐久性もバッチリなのに軽くて
脚の形にしっくりフィットする
ドイツの老舗ビルケンシュトック!
の おそらく姉妹ブランドになるのでしょう、
ホームセンターで買った
ビリケンステッキとかそんな名前のサンダルです。
履き心地?普通にいいですよ。

 

 

4月26日 くもり

本日のBGM The Persuaders
 
釉薬っていうのは長石というガラスの元や
木を燃やした灰や、酸化鉄とかの鉱物を
水に溶かしてできています。
 
これらはそれぞれ粉末状のものが水に溶けているので
例えばコンクリートの上に釉薬をこぼすと
まず水が蒸発して、灰などの軽いものは風で飛んでいくので
後に残るのは石や鉄などの粉末で、
ミクロの視点に立てば それは無機物だけの
極度乾燥(しなさい)な世界であり、カビも苔も生えない
生命に優しくないハードボイルドな世界でございます。
 
 
水分が飛んだ釉薬の中に虫が落ちてしまおうものなら
粉末のせいで壁を登れず、
お亡くなりになるまでそこから脱出できないし、
ご遺体となっても乾燥し続けるので微生物に分解されず
干からびて風化する過程を私のような大人間に観察される始末なのです。
 
庚申窯の釉薬をかける場所がそんな感じで、
今日も寂寥たる乾燥世界の拡充を図って
くすりかけをしていると、隅っこの方にヤモリのミイラを発見。
またこの砂漠の犠牲者が、と思ってつかもうとすると、
パタパタと動いて、釉薬砂漠唯一のオアシスにダイブ。
そいでそいで?と次の行動に期待したら
水の上に乗っかったまま虚空を見つめて微動だにしない。
 
 
わずかな波でゆらゆら流されていくだけで
何も動かないので、
これはもしやさっきのダッシュで力尽きて
お亡くなり遊ばされたのだろうか、
それとも乾燥した体に水が染み渡って
ワカメみたいに戻っている途中なのだろうか、
それとも自分のことをイモリだと思って
水にダイブしたものの全く泳げないことに今気づいた
おっちょこちょいヤモリなのだろうか、
などと考えている間もゆらゆらしてるだけなので
とりあえず掬い上げて、別の場所に移すことに。
 
 
指の大きさと比較するとかなり小さいですな。
指の上でも動かないものだから
やっぱりもう亡骸になってるんじゃないかなとか
私の徳の高い心を虫けらながらに理解して安心してやがるのかしらん
などと思いつつ、水はもういいのでなにか食べ物が必要だろうと思い
ちっちゃい虫が多そうな場所へ移すことに。
しかしいざ ちっちゃい虫の多そうなところと
言われてもなかなか思いつかず、
私の箱庭趣味も相まって植木鉢の中に置いてみることに。
 
 
 
するとヤモさん、しばらく動かないと思ったら
何かを見つけたように奥の方へ。
 
 
一体何を見つけたんだヤモさん。
いい感じに弱ってるワラジムシか、それとも魂の故郷バルハラか
さっきより元気に突進していきます。
 
 
ここまでくると間違い探しですな。
 
で、お皿の縁まできたと思ったらこの姿勢で停止
 
視線の先には特に何もないし、大変に無愛想なので
感情も読み取れず、この姿勢のまま またしてもフリーズ。
なにかこちらの世界とは違う時間を過ごしているのかしら。
いい姿勢だとは思うけど。
とりあえず元気そうなので戻ってくすりかけ再開しました。
野生動物との心温まる魂の触れ合いの記録終わり。
 
 
 
 
 

4月27日 快晴

本日のBGM Marie Pierre
 
今日も大変天気が良くて暖かいので
ぬし釣りの主人公みたいな格好で粘土を掘りに。
 
 
粘土掘りは陶芸家の作業としてはかなり
動的な労働になります。
運動のバランスのためにも
ろくろを回すだけより
粘土ほったり作ったり色々やった方が
体の健康に良さそうな気がするので好きですね。
 
この粘土山は上野(あがの)の天郷(てんごう)
というところで取れた土で、
たぶん工事中かなんかに粘土層が出てきて
それをトラックで運んでもらったんだと思いますが、
この場所に置かれて何十年も経っているので
元の土地とかなり同化していますね。
 
粘土というのは実は粒の小さい石のことで、
粘土、砂、石、岩は出世魚みたいに
サイズの違いで呼称が変わっているだけで
それぞれ同じものなのです。
 
なので粘土山というのは栄養が乏しく、
最初はたんぽぽとかの強い草しか生えないのですが
何年か経つと徐々にいろんな種類の草が生えてきて
やがてその土地の植生になっていきます。
 
この粘土山に生えている草の根本を見ると
苔が地面を覆っていて、アイスランドの溶岩地帯で
冷えた溶岩に最初に根付くのは苔だと言いますから
この粘土山でも苔が切り込み隊長的な
役割を果たしたんじゃないかしら。
 
 
この粘土山は意外と動物たちも多くて、
クワで粘土を掘っていると大型のムカデが出てきたり
蛇が冬眠していたり、もぐらの穴があいてたりします。
土の中にも色々生き物がいるとは思っていましたが
この硬い粘土の中でムカデとかよく入り込めるなーと
感心します。穴掘り得意なのかしら。
そしてもぐらが土竜ってやっぱり言い過ぎなんじゃないのかしら。
 
 
粘土掘りは事前に壁をクワで崩して
土塊を足元に落としておきます。
次の日にそれをスコップですくって
一輪車に移したら次の時のために壁を崩します。
粘土はなるべく乾燥させたいので
この段階で1日乾燥させて、
もう一日の天日干しの際に効率よく乾くようにするためですね。
雨が降ると粘土がベチャベチャになるので
晴れた日が3~4日続いてからようやく
粘土掘りの作業に取り掛かることができます。
今週は晴れるそうなのでチャンスなのです。
梅雨とかだとほとんどできないので。
 
 
たぶん明日も同じことやるから
この後の作業は次に続きます。
ところで粘土のタルにイトトンボがいたので
写真を撮ってみました。
黄色がテカテカでバンブルビーみたいで
カッコ良かったんですけど写真では
今ひとつ鮮やかさに欠けてしまいますな。
まあそれだけなんですけど。
 
 
 
 
 

4月28日 晴れ時々くもり

本日のBGM Pisano & Ruff
 
昨日と同じく粘土掘りに。
最近すっかり居ついてしまっている
新入猫がついてきました。
 
 
こやつらと我々を結びつけるものというのは
ひとえに食料を提供するのかどうか
という一点に集約されておりまして、
食料供給回数および総合供給量の増加、
ならびに残飯におけるキャットフード含有率の上昇、
次いで食料供給人の複数確保がこやつらの
もっぱらの達成目標でございまして、
そのための手段として用いるのが
各供給人候補者たちへの定期的接触による
親愛感情の構築と供給機会の獲得、
要するに餌をよこせとまとわりついてきます。
 
最初は捨てられたのか、
おとなしく、餌をやらないと
死にそうですらあったのですが、
野良猫としての素質が十分だったみたいで
今では先輩猫たちから食料を奪う有様で、
やはりハングリー精神というのは
非常に効率の良いエネルギーだと感心しました。
 
その猫が座って作業している私の足の上に
乗りたがるので、乗せてみると私の腕を
ペロペロと舐め出しました。
 
 
ほほ〜んそういう作戦で来られましたか。
悪くはないと思いますよぉ〜
もし私がネコ博愛主義の小娘であったならば
お前さんのこの行動にてメロメロになって
ツナ缶の一つでも開けようかいってなものですが、
残念ながら私は貴様ら猫に対して猫以上の
虚像を描かないタイプなのでそんなやり口通用せんわい!
 
と思っていてふと思い出したのは、
粘土作りの作業は砂まみれになったり、
水で洗ったりを繰り返すので
とにかく露出部が乾燥しがち、
何も対策を打たないと私のやる気のない
皮脂腺たちは十分な保湿コーティングをしてくれないので
腕がカサカサになってしまう。
 
そこで普通はボディクリームや
ハンドクリームの出番となるのですが、
私の思うところクリームの類いというのは
水分を蒸発させなければいいのであって、
皮脂の代行業者なわけだから
これは油を塗っとけばええんでないかい、
食べてオッケーなら塗っていいに決まってるぜ!
 
ということで私はいつもクリームの代わりに
オリーブオイルを塗っており
(私はこれをライフハックだと思っているのですが)
その腕に塗られたオリーブオイルを
この食肉目の動物は油の匂いを嗅ぎつけて舐めとっていたのか!
ということに気づきました。
直で食料確保に来てるやないけ。ハングリー精神恐るべし!
 
 
さてさて粘土作りに戻って、
一輪車にのせた粘土を水簸場所まで運んで
ブルーシートの上に広げます。
 
 
 
大きな塊のやつは
とんかちで砕く!
 
 
粘土が湿っていると、とんかちで叩いても
伸びるだけなので、それは天日で干して、
乾いたらまた砕いて、砕いた中が湿っていたら
また時間をおいて を繰り返して
粘土の塊を小さくカラカラにしていきます。
 
 
砕いていく途中で、石なんかがカチンと鳴るので
石や、邪魔になりそうな草や木の根などを取り除いて
なるべく粘土だけの状態に近づけていきます。
 
まあ水に溶かして網を通すときにゴミは取り除かれるし、
粘土にも色々入ってた方が
雑味が出て印象が優しくなる気がするので
あんまり神経質にはやりません。
この辺は好みの問題ですね。
 
あらかた乾いたら、日が落ちる前に
このオレンジのやつで土をすくって
粘土ストック場所に移します。
このオレンジのやつってなんて名前なんでしょうね。
私のボキャブラリーの中からは
どじょうすくいしか出てこないんですけど。。
 
 
粘土作りはこの後もまだ作業がありますが
またそのうちに。
ネコ博愛主義の方は腕に油を塗っておくと
ネコどもを呼び寄せられるみたいです。
是非お試しを。
 
 
 
 

4月29日 快晴

本日のBGM Patrice Rushen
 
私の生活パターンにおいて曜日というシステムが
完全に形骸化しておりまして、
いつも何曜日なのかわからないし
日付もこのブログで毎日書くようになったのに
全くわかりません。
 
ということで今日が昭和の日で祝日で
大型連休の始まりであるということを
今知ったわけなんですけれど、
そんな私のゴールデンウィークの予定は
焼き物作りという変わり映えのなさなので
そりゃ曜日感覚も無くなりますなあ。
 
陶芸の仕事というのはどの作業も
一度それを始めてしまうと途中で
いきなり辞めることはできないもので、
私はこれを
降りられないレース
と呼んでいるのですが、
毎日作業が連続してて
週における休日を制定し忘れちゃったんですね。
 
ちなみにその他の降りられないレースには
・整形
・ペンキ塗り
・手編みのマフラー
などがあります。
 
さて今日は天気が良かったので
マイマザーが草を天日で干しておりました。
 
 
これは庚申窯の裏にある土手に生えてる草で、
ウサギたちの好物らしいのです。
 
 
ヤンガーシスターから途中譲渡された
ウサギたちは、最初商品で売られている
加工された餌しか食わなかったのですが、
たんぽぽとかアザミとかに目がないと
ベテランウサギ飼育おじさんから聞いたので、
しつこくやっていたらそのうち食べるようになって、
今では草を渡すと2匹で取り合いが
起きるまでになっております。
その代わりむくむくに太りましたが。
 
 
この土手は上に登ることができて
上は池になっております。
農業用のため池ですね。
 
 
人工的なため池ですがもう何十年も経っているので
自然具合が完全に馴染んでいます。
この池はエビとかカエルとか小魚とかの
生態系が昔のまま保存されてるそうで
今となっては貴重な里山の風景を
残しているんだそうです。
 
まあでもここだって人工的に作って何十年かで
そうなってるんだから、人間がいなくなったら
すぐに自然なんて戻るんじゃないかしら。
 
なんて一応反対意見も出しときましたが
ここは気に入っている場所で、
池の方も和やかですが
反対側の町の方も眺めが良い感じなのです。
 
 
せっかく池があるのでボートが欲しいと
昔から思っているのですが、
買うほどの情熱はないので
どっかに捨ててないかなーと
よその池の近くに行った際には周囲の草むらに
落ちてないか くまなくチェックしています。
 
今のところ
福智山ダムの周りの道路にボートが
置いてあるのに目をつけているのですが、
その目の前に民家があって、
ひょっとしたらその家の人のものかもしれないので
手を出せずにおります。
使ってなさそうなんだけどなー。
ボート誰かくれないかしら。
 
竹を組んでイカダを作るというのも
いつかやろうかと思っていましたが、
こちらもやはり大変めんどくさいので
例によってクリア済みのドラクエのレベル上げと
同じ優先順位にいます。
 
 
今日は天気がいいせいか大きな夕陽でした。
子供の頃見たアニメとかで
砂漠にやたらでかい夕陽や月のシーンがあって、
本当にそういうところに行けばでかい夕陽が
見れるのかと思っていましたが、
どうもあれは誇張表現だったようですね。残念。
太陽が膨張するか月が接近したら見れるかもしれないけど
人類の危機でもありますから
そうなったら大きな天体は恐怖の象徴になるでしょうね。
怖いけど美しいみたいな、でもそれは
ほとんどのものがそうかもしれないですね。
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