お茶の時間展のお知らせ
2016.05.31
6月7日(火)から6月12日(日)までの6日間、
福岡市天神にある、ビルに木が生えてるイカした施設アクロス福岡にて
上野焼 巴会 4人展
「お茶の時間展」
を開催いたします。
お茶の時間展とは
[あがの焼 巴会の若手4人が提案する”ティータイムが楽しくなる器”を揃えたグループ展]でございます。
巴会(ともえかい)というのは上野焼青年部の別名で、巴とは上野焼のぐるぐるマークのことです。
なぜ巴会と名乗っているのかと申しますと、「若い」というものは絶対的な判断がなされるものではなく、特定の共同体における相互関係に依るものであって「幾つになっても子供は子供」などというように、幾つになっても上野焼の中において若者は若者、それでいいじゃないか。年上の人が大人です。 とは思うものの 世間に対してはもう青年と公言するに憚かられる年齢になってしまったので便宜上 巴会というネーミングになったのですね。全国の青年部あるある。卒業年齢がどんどん伸びていって私はあと20年あります。25歳の僕がおじさんになるまで。
まあでも「青年部」よりは趣があっていい名前なんじゃないでしょうか「巴会」。グループ展初めてなので楽しみにしています。
そんなあがの焼巴会、現在のメンバーは
天郷窯 西村省二、堀田窯 世良萌久美、青柳不老園 青柳洋介、そしてわたくし庚申窯 高鶴裕太になります。(年齢順)
さて展示会の直前でバタバタしてはいけないという一戒をすでに学んでいるはずの僕ですが、展示会1週間前の火曜日現在 まだブツが出来上がっておりません。今素焼きを冷やしてて手持ち無沙汰タイム。というかやっとこの記事を手がけられる時間ができたという状況です。毎度のことながらなぜこうなった。
思えば小学生時代、夏休みの宿題、計画性など全くない子供でした。毎日コツコツとやっていればなんてことないのよ、などと言われても40日まるまる休みの夏休み! うかれポンチに成り果てるためそんなことは「太陽の寿命があと50億年強だからコツコツと宇宙技術をね、」などと言われているのと同じことなのでやりません。50億年の猶予を楽しみたい所存です。しかし最終日に40日分の日記を創作するという荒業によって養われた妄想スキルは今になって大いに役立っていることでしょう。そのはずです。
予定では5日に本焼きの窯を開けられる予定です。うーむギリギリ。ギリギリでいつも生きていたいから。じゃないけど去年の青のうつわ展もこんな感じでしたねー。だんだんとギリギリに慣れてきています。ゆとりを持って生きていたいゆとり世代。
とはいうものの今回は詰め込みまくりきつきつでやっていたわけでもなく、休息するところは休息し、逃避するところは逃避してその結果のギリギリというわけでございます。
となるとやはり自ら進んで「ギリギリでいつも生きていたいから」に寄せて行っているのかしらん。
おそらくは差し迫った状況になるまで無理はしないという、エネルギー保存に気を使ったエコな精神によるものでしょう。その結果作業に集中できて作品の精度が上がるのであればここは戦略的撤退。天気もいいし。そうやって言い訳をこしらえて 自分を納得させることに脳は最高のパフォーマンスを発揮し、そこに使わなくて済むように前もってやってよ。と思うけれど自分が一番思い通りになりませんなあ、としみじみ見上げた窓の外は天気がいい。フラグが立ちます。
まあそんな感じですが なんとか間に合って、結構いい感じのものができると思いますのでよければお越しください。
お茶の時間展
6月7日から。
期間中はだいたい会場にいると思います。ろくろの実演なんかも。
高鶴裕太
今回は化粧土を色々試してみています。マットな感じで。
追記 : 6/6
焼き物なんとか間に合いました。やればできる。いよっ ! あとはその他もろもろの準備だけです。終わる気がしない? でもやればできる。できるんだ。もう間に合わないアイデアは次回に温めておきまして、できることをやればいいのだ。いいんですそれで。今回もだんだん展示場が出来上がっていくスタイルで、3日目くらいが見頃ではないでしょうか。いやまだ猶予がありますのでちゃんとやりますけど。ほんとほんと。目下の問題は搬入の道中居眠り運転をしないかどうかだけなんです。なんくるないさー !
アクロス福岡 匠ギャラリー
住所:〒810-0001 福岡市中央区天神1丁目1番1号
電話:092-725-9100 (代表)
HP:http://www.acros.or.jp/r_event/event_detail.php?event_id=8438
陶芸会館(巴会お問い合わせ)
住所:〒822-1102 田川郡福智町上野2811
電話:094-728-5864
HP:http://www.aganoyaki.or.jp/