あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

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静かになってきた夜と小さいボリュームの話

2020.11.20

本日のBGM Pascal Rioux ft. Mr Day - The Place Is Rockin’

 

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夜がもう結構寒くなってきまして、今日なんかは長袖にストール巻いて それでも少し肌寒いくらいだったので もうかなり秋の方きてます。

 

ちょいワル親父的なおしゃれ雑誌がいくつかありますけど、その中に登場するおじさんたちのコーディネートにストールの登場率高えなと思っていたのですが、あれは単なるおしゃれアイテムではなくて 首元の冷えをカバーできるという大変な実用性を兼ねたものだったようで、ある年齢を過ぎた男の冷えは首からくるってことでしょうか。

 

真夏にTシャツでストール巻いてる人もいるけど 冷房の効いた部屋だとそれも理解できるくらい私の首も放熱性能高めで、よって夏が快適なんですけど、それとは別にストールによって首のシワを隠すことができるというメリットもあるようで、それでおしゃれさんたちは あんなナメたストールの巻き方しとんのか。そんなもんで寒さを防げるわけねえだろ って感じの。あれはシワ隠しだったのね。

 

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夜中にはちょいちょい猫がやってきまして、こいつは庚申窯にいる野良猫の1匹で、夏に子供を産んで その子猫がある程度 大きくなったので里親に出しての子別れ ってことになって2週間経つのですが、今でも子猫を探していて ちょいと切ない感じなので、気が済むまで自由に探させています。早々に見切りをつけて出て行きましたけど。

 

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昨日茶化してましたけど、ロクロ作業は実のところ毎日やった方が良くてですね、やっぱり勘を取り戻すのはブランクがある分時間がかかりますなあと気づいたお皿作りでして、

 

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ろくろを回すのは30分でも良いから毎日やると良いのですが、私の場合 ろくろは気持ちを作ってからやりたいみたいなところがあるので、やる時はガッツリやって、それ以外の作業はそれ以外でまとめてやる みたいになってるから毎日やってないんですけど、今後は毎日やるよう習慣化しようかしら。

 

高台削るとなるとまた時間を取られるので、糸切り高台で良い感じのやつを毎日作るようにしたら良いかもしれません。糸切りは技術がもろに出るから良い練習になりますし、糸切りで良い感じのものは好きですね。最低限しか手をかけてない感じがして。

 

寒くなってきて夜も静かになってきた気がしまして、少し前はカエルがギャーギャー鳴いてましたが 今は鈴虫の声が聞こえて、車も通らないし 音楽も小さいボリュームがむしろ楽しい。

 

どうも自分の空間が作れたら良いみたいで、周りが静かなら音も小さくて十分で、照明も裸電球だけで その最低限な感じが静かで心地良くて良いのです、なんと言っておると外で猫がドタンバタンぎゃいぎゃいと喧嘩をはじめて、

 

そのうち親父殿がゴタゴタと起きてくる音も聞こえて、まだ4時前とかなのに相変わらず早起きし過ぎやで と思ってたら 灯油窯を焚き出して、窯のファンの騒音と容赦無くつけられる蛍光灯によって私の心地よい時間帯は終わって、しょうがねえのでボリュームを大きくして自分の空間を強化しました。

 

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高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目

 

 

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