あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

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朝のランニングと麻雀の話

2020.09.11

庚申窯のコウヅルユウタです。

 

今までくろつる屋のブログを全部こっちにコピーアンドペーストしてたんですけど、これが地味に大変でして、ていうのも庚申窯のHPじゃ文章と文章の間の隙間が潰れるから 全文に改行を加えなきゃいけなくて それがとっても面倒なのです。

 

なので1週間の7つの日記の中から一つだけ抜き出して、こちらにペーストしたろうと思いまして、その選定方法は今の気分なのです。

 

というわけで他の日記はこちら↓の「くろつる屋」のサイトにありますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

朝のランニングと麻雀の話

 

8月20日 晴れ

 

本日のBGM SALES - jamz

 

子猫〜33日目〜

 

画像2

 

最近 朝走るようになりまして、創作には体力が必要だってことと、陶芸家の職業病である腰痛の予防のためなんですけど、それで生活サイクルもまた変わりまして、朝走ったらご飯を食べて寝て、昼前に起きて作業して、晩ご飯食べたら寝て、夜中に起きて作業して、朝になったらまた走るという 1人1日2交代制になっているんですけど、

 

 

走ると言っても庚申窯近辺は平地がほぼなくて、つまり全部坂道で構成されているので、走るには大変ハードコアな環境で、それはきついので軽トラで数分下った河川敷を日が昇る前、マジックアワーの涼しい時間帯に走っておりまして、

 

 

月明かりがある程度あれば夜中でも走れるんですけど、河川敷にはあの虫、あのちっちゃくて大量にまとまって うぉんうぉん飛んでる空中版スイミーみたいなやつ、蚊柱っていいますの、一度 夜明け前に走ってたら 日の昇る前の方があいつらめちゃ多く飛んでいるみたいで、

 

 

暗い中 突然 蚊柱に突っ込んで 目やら呼吸器やらに入りやがるので大変不快でして、なのであいつらがいなくなるまで夜中に走ることは諦めているんですけど、

 

 

あの人たちってカゲロウと同じで成虫になったら速攻で死ぬから、成虫になるとすぐに卵を生んで、卵もすぐに孵化して3週間くらいでまた成虫になってって刹那的な暮らし方をされてる人達なので、こんな奴らは冬になっても冬眠とかする奴らじゃないから冬になっても相変わらず うぉんうぉんしてやがるわけですよね。まあ冬になったら走る方をやめてるかもしれませんけど。

 

 

そんなわけで朝 河川敷を走った後 軽トラで帰っている時に、軽トラのCDコンポは壊れてるので 朝のローカルラジオを聴いていまして、缶をカンと呼ぶか カンカンと呼ぶかの差について 2人のラジオパーソナリティが話をしていたんですけど、

 

 

その中で麻雀の槓(カン)も一例に入っていて、まあ無理くり感すごいんですけど、年配の方のラジオパーソナリティがこの麻雀の話題で生き生きしていまして、若い方は麻雀をやったことないってことで、麻雀の小ネタを嬉々として喋っていたんですけど、私はこの麻雀例えができるのが大変に羨ましくてですね、

 

スクリーンショット 2020-08-21 5.42.48

 

ていうのも私は麻雀のことを何も知らなくて、やる機会がなかったし、周りの友人にも麻雀に精通してる奴が1人もいなかったので、ついぞ麻雀を覚えないまま今日までのうのうと生きてきてしまったわけですが、みんなは一体いつの間にあんな複雑でややこしいもんを覚えたのだろうといつも不思議に思っていまして。しかも中国語だし。

 

 

あのルールを覚えるほど麻雀にかじりつくことを考えたら、その時間でもっと有意義なことができるかもしれない、という女々しい考え方を一切せず、刹那的な生き方を選択できる 大変にソフィスティケートされた上級市民が麻雀を嗜んでいるわけであって、それほど時間を費やしたものを 今はもうほとんどやっていないっていう人が多いというのも面白くて、大変に雄々しい遊戯だなあと思うんですよねマジで。

 

 

昔はよく徹夜でやったなんていうくらい面白かったものを もうやらなくなったということは、ある世代を境にブームであった時期、とりあえず大学生はみんなやってた、みたいな世代があって、そんで大学の伝統のある部活やサークルなんかで連綿と受け継がれた「麻雀をやる」という文化を受け継いだ人のみが 今でも麻雀例えのジョークを使うことができるわけですよね。

 

 

それって要するに少数派の優越感なわけで、麻雀を一通り嗜んでいるもの同士での符丁と言いますか、あれだけ複雑なものだから 麻雀をマスターしてるとなると外国語を一つ喋れるくらいの尊敬の念を禁じ得ませんで、

 

 

しかもそれは麻雀人口が減って賭博の規制も厳しくなった今では 役に立つ機会も少なくなって、まるで現代ではまず使われることのない殺人術を受け継ぐ伝統武術の継承者みたいなもんで求道者のような側面も持ち合わせているようで、

 

 

私も彼らに倣って麻雀例えのジョークを飛ばしたりして優越感に浸りたいのですが、それを得るために捧げる時間というのをどうしても天秤にかけてしまうセコさがあって、私は今後も麻雀に対して劣等感を感じて生きていくんだろうなあと思いました。皮肉っぽいニュアンスが強めなのは劣等感の裏返しなのです。マジでマジで。

 

 

高鶴裕太 コウヅルユウタ
陶芸家
1991年生まれ
2013年横浜国立大学経済学部卒業
上野焼窯元 庚申窯3代目

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