あがの焼窯元 庚申窯(こうしんがま)

体験レポート

陶芸体験の様子をお伝えします。

後輩が陶芸体験に

2014.05.22

どうも庚申窯3代目(仮)コウヅルユウタです。陶芸体験レポートは久々の更新です。

 

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なぜ更新しないかといいますとそれはわたしが陶芸体験に立ち会わず、父である2代目高鶴亨一にまかせっきりにして

「さあ工房はしばらく使えないから本でも読もうかしらん」という感じで普段 陶芸体験にいっさい関与していないのでレポートの書きようがないという訳なんですね。

 

指名されれば私がやりますが、人に見せるほどの技術がまだないってことで基本的に父が担当しています。

 

 

で 今回は前日からの話になるのですが

 

友人数人で我が家に集まり、お酒などを終夜飲んでもれなく泥酔。

全員昼には目覚めて帰り、一方わたしは2日酔いというかまだ引き続き酔っている状態だったので

 

「もうこれはしょうがない。こんな日は何にもしないに限る。雨だし。」

 

と飲み残しのウイスキーを摂取して午睡を決め込んでいるところに先ほど帰っていったはずの高校時代の後輩から

「陶芸体験をさせろ」との電話で叩き起こされ、

 

まあやつならちゃんとしなくても良さそうだしいいかと思い、じゃあ汚れてもいい服で来てねとふらふらと言い 寝て待つことに。

 

 

3時ほどに到着。

 

陶芸ははじめてとのことでお店の商品を見てもらってどういうものができるのか、作りたいのか イメージを膨らませてもらうことに。

 

 

3時半くらいに陶芸体験スタート。

手びねりでコップを作りたいとのことで基本の作り方を教えておきます。

 

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奥にいるのは初代高鶴智山

 

彼も写真やら映像やらクリエイター気質なのであんまりがやがや言わない方がいいだろうという名目でもってあとは放置プレイ。

わたしはわたしで別の作業をしたり。

 

 

さて見ない間にけっこう大きくなっている。

 

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「コップじゃなかったの?」

「いや花瓶にしようと思って。」

この時点で5時過ぎ。祖父はもう引き上げております。

 

 

さらに時は進む。しばらくして見てみると奇妙きてれつな形に。

 

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「花瓶じゃなかったの?」

「花瓶にはつかえないですよね。」

「気持ち悪いね。」

「気持ち悪いですよね。」

 

 

 

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しかしこの気持ち悪さが何とも良かったのでそのままもっと振り切ってくれと言っていよいよ完成。

 

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はじめてにしてはなかなか丁寧に作られております。

なんせこの時点で7時過ぎ。

3時間半取り憑かれたかのように黙々と作っていましたが 本人はけっこう楽しんでやってくれていたみたいです。

 

しかしここまで作っておいてこれが”粘土”であると知らなかったらしい。逆に何だと思ったんだろう。

 

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その後もう一つ富士山のようなこれまたオブジェを作って帰ったのが8時前で なんと合計5時間近くやっていました。

もうあたりは真っ暗です。

 

庚申窯では時間無制限とは言いませんがかなりフレキシブルというか いい加減なのでゆるい感じで来ていただければと思います。

 

自分で作った物にやはり思い入れがあるようで、素焼きが終わったら自分で掃除をして釉薬もかけたいということでまた来るらしいです。

このまま窯炊きまで手伝ってくれるよう誘導せんくては。

 

追記:

この時つくったものが焼きあがりました。「気持ち悪い」と思っていたのに出来上がってみるとけっこうかっこいい!

後日また来て紙やすりで掃除したり釉薬をかけたりも自分でやっていたのでぼくは一切手を加えていません。なかなかどうして。

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